鹿児島市中央町にある『くうてい鍼灸・整骨院』です。当院は鹿児島中央駅東口から徒歩3分にある鍼灸・整骨院で西洋医学では改善しない症状を高田式整体と東洋医学の力で改善へ導きます。
◆変形性膝関節症について
変形性膝関節症の原因は!?
変形性膝関節症は、膝関節への負担(ストレス)により軟骨が削れたり、骨棘(こつきょく)トゲができたり、膝の曲げ伸ばしができにくくなったりする疾患です!
又、関節に関節液が溜まる時もあります(いわゆる膝に水がたまる状態のこと)。
怪我(外傷)など明らかな原因によって発症する【二次性関節症】と、明らかな原因は認められない【加齢など】「一次性関節症」に分類されます。
一次性関節症は発症メカニズムが完全に解明されたわけではないが、通常、肥満とO脚の方がなりやすく、歩行時に膝を完全に伸ばすことができなくなります。
症状の進行具合によっては、膝周囲の組織(靱帯など)が癒着し、筋肉もかたくなり、いわば石膏で固めたようになるので、膝を完全に伸ばせなくなる。
又、膝が伸ばせないために、立った時に膝を少し曲げて立つようになります【ただし、稀に伸ばす方ではなく曲げる法が難しくなる事もあり、そのような場合は完全に伸ばす事、完全に曲げる事の両方が困難になる場合があります】
又、膝の痛みにより歩く動作が不自由になると、運動量の減少で、消費カロリーが減少するため、肥満傾向になり、水分代謝も悪くなるため、膝や下腿部の周囲がむくむ傾向になる。
◆変形性膝関節症の原因
上記で肥満の方とO脚の方は膝関節症になりやすいと説明しましたが、肥満は膝にさまざまな体重の負荷がかかるため、O脚は膝のカーブにより軟骨の摩擦が強くなるために原因の1つになる。
体重がかかる関節はどこでも多少なり擦り減りやすいのですが、中でも膝は負荷がかかる関節なので、歳月の積み重ねの中で加齢による変化を起こしやすいのです。
おもな症状は歩行時・運動時痛で、歩行のスタート時、階段の上り下り(特に階段を下りる時)、長時間に及ぶ歩行で膝に痛みが生じます(動かさなければ痛みはあまりない)。
基本的に片側性ですが、両側性の場合もあります。
年齢を問わず発症しますが、老化による変化をベースとして起こる疾患なので、圧倒的に中高年の患者さんが多くを占めます。
特に男性より、女性の発症率が約3倍と高くなっています。
変形性股関節症・腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア・脊椎分離症・脊椎分離すべり症等でも膝関節に痛みが出る場合があります。
しかし、これらの疾患では膝の痛みだけでなく、腰痛、背中の痛み、太ももやふくらはぎの痛みなどを伴うこともある。
また、内科の検査でよく行われる膝蓋腱反射(膝を木槌等で叩き、足がはねるかどうか見るもの。脚気の検査でおなじみ)を用いれば、膝の痛みがヘルニアなどによる脊髄の問題で起きているか、膝の筋肉や腱などが原因で起きているのか判断することができます。
したがって、膝蓋腱反射で脊髄から出た運動神経の状態を確認し、正確な判断をすることも重要。
なお、膝の半月板損傷(膝関節を保護する軟骨)、前十字靭帯や後十字靭帯(それぞれの膝が前や後にずれないようにする靭帯)の損傷など、スポーツ活動時の怪我等によっても膝痛になるので、その点を問診などによって確かめ、原因を明確にしたうえで施術に入ります。
◆変形性膝関節症の治療など
膝関節症の方は、まず膝の痛みを軽減させる必要があるので、特に膝痛に効果的な膝周囲のツボに鍼による治療を施します。
また、腰やあしにあるつぼも膝痛に効果的です。
高齢者は歩行が出来なくなると肥満傾向になりやすく、膝痛が悪化すると同時に、消化器系の内臓(胃や腸など)にも悪影響を及ぼすので消化器系の内臓に繋がるつぼへ鍼による治療を施します。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎分離症など脊柱に問題を抱える方には、まず脊柱全体の血液の循環をよくし、症状を改善することも大切です。